大阪府東大阪市 複数棟建物の耐震診断
実施年月:2013年12月 建物住所:大阪府東大阪市
調査対象:木造平屋建て/鉄筋コンクリート造(RC造)/鉄骨造(S造)
建築年 :1970年
実施内容:耐震診断・耐震設計・耐震改修工事監理
大阪府東大阪市の幼稚園敷地内にある、鉄筋コンクリート造・鉄骨造・木造の複数棟建物を対象に、耐震診断から耐震設計、耐震改修工事の監理までを一貫して実施しました。
IS値(構造耐震指標)は、一般の建築物では0.6以上が目安とされていますが、学校施設(幼稚園を含む)については、児童の安全確保および災害時の避難場所としての機能が求められることから、より厳しい基準として「おおむね0.7以上」を目標とすることが一般的です。
本件幼稚園においても、これらの考え方を踏まえ、耐震診断の目標値をIS値0.7以上として調査・検討を行いました。

鉄骨造の柱脚にはアンカーボルトが施工されています。
これは基礎と鉄骨躯体を緊結し、建物が水平力を受けた際に転倒しないよう基礎に固定する役割があります。鉄骨造においては可能な限り、柱脚部分を斫り、アンカーボルトが適切に施工されているかを確認します。
耐震診断の結果、全棟において IS値が0.7を下回る結果となったため、耐震設計を行い、耐震改修工事まで実施しました。
本稿では、実施した耐震改修のうち、耐震壁を新設した棟についてご紹介します。

当該棟は、コンクリートブロック(CB造)を主体とした壁構造の建物でした。
既存壁に寄り添わせる形で新設壁を配置し、地中梁から上階梁までを一体的に緊結することで、既存壁の耐力向上を図りました。





耐震改修工事においては施工会社による適切な施工が前提となりますが、万が一にも施工の抜け漏れや設計意図との相違が生じないよう、重要な工程を中心に第三者の立場から改修工事監理を行っています。
建物の耐震性能に不安をお持ちの場合や、現在の耐震性を客観的に確認したいとお考えの際は、耐震診断の実施をご検討ください。
当協会では、建物の用途や構造条件に応じた耐震診断に関するご相談を承っております。



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