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兵庫県官公庁施設 外壁調査

当該建物は築45年ほどで、タイル剥落箇所が数か所あったということで外壁調査のご依頼をいただきました。
当初はドローンでの赤外線調査を・・・とのことでしたが、建物の周辺環境を確認すると隣接する建物の影響で大多数の部分が日が当たらない為、精度も下がることが懸念されておりました。
最終的にはロープアクセス工法による外壁調査にて実施させていただきました。

所々に補修跡とみられる箇所が確認できましたので、修繕歴があるように見えました。震災も経験している事から亀裂や爆裂等も確認でき全体的に劣化は進行している状況でした。
また、シーリング材の劣化は相当進行していました。


シーリング材は熱、紫外線等の外的劣化要因から収縮硬化し被着面に隙間(剥離)が生じている状態で、雨水の侵入により直接的な漏水につながり、躯体劣化の主たる要因ともなります。

その影響からか、爆裂箇所、タイル剝落の可能性もある箇所も確認できましたが、幸い地上の通行人に影響を及ぼすような範囲にて危険な箇所は無かったことを報告させていただきました。

建物の寿命を伸ばすには定期的なメンテナンス、補修を行うことがとても重要です。また、劣化状況を的確に把握し、予算を立てる為には調査も重要な役割を担っています。

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