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兵庫県神戸市 旅館(RC造3階建て)耐震診断

実施年 :2013年                                  所在地 :兵庫県神戸市
建物概要:鉄筋コンクリート造(RC造)3階建て、延床面積5,781㎡
建築年 :1971年
実施内容:現地調査(建物調査)および耐震診断

兵庫県神戸市にある鉄筋コンクリート造の旅館において、現地調査(建物調査)および耐震診断を実施しました。

当該旅館は営業中であったため、調査はホールや廊下、階段室などの共用部を中心に実施し、コンクリートコア抜き調査、不動沈下測定、劣化調査を行いました。

本建物は、ラーメン構造を主体とし、一部に耐震壁を有する構造形式でした。コンクリートコア調査の結果、中性化深度については一定の注意を要するものの、コンクリート強度は設計基準強度を上回っており、既存構造図との整合性も確認できました。

劣化調査の過程では、梁下端筋が露出している箇所が確認されました。これは、何らかの理由によりコンクリートのかぶり厚さが不足し、コンクリートの中性化が進行したことで鉄筋が発錆・膨張し、いわゆる爆裂を生じた結果、コンクリートが剥離したものと考えられます。

損傷が部分的なものであれば、除錆および断面修復による補修で対応可能ですが、このように鉄筋の発錆・露出が広範囲に及ぶ場合には、健全部分が現れるまでコンクリートを斫り取り、錆を除去したうえで必要に応じて新設鉄筋を溶接し、十分なかぶり厚を確保した断面修復を行う必要があります。

耐震診断では、既存の構造体について、一定の劣化は考慮しつつも、基本的には健全な状態として耐力評価を行います。そのため、鉄筋コンクリートの爆裂などが確認された場合には、耐震補強工事とは別に、適切な修繕を行うことが重要となります。

今回の耐震診断の結果、一部の階において IS値(構造耐震指標) が基準値を下回る結果となったため、その内容を耐震診断報告書として取りまとめ、建物所有者様へ提出しました。

建物の耐震性能に不安をお持ちの場合や、現在の耐震性を客観的に確認したいとお考えの際は、耐震診断の実施をご検討ください。
当協会では、建物の用途や構造条件に応じた耐震診断に関するご相談を承っております。

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