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東京都豊島区 共同住宅(RC造4階建て)耐震診断

実施年 :2014年                                   所在地 :東京都豊島区
建物概要:鉄筋コンクリート造4階建て 延床面積841㎡
建築年 :1978年
実施内容:現地調査(建物調査)・ 耐震診断

東京都豊島区の共同住宅について、所有会社様からのご依頼により、建物調査および耐震診断を実施しました。

本件は検査済証が確認できませんでしたが、意匠図および構造図が保管されていたため、図面整合調査も併せて実施しました。

検査済証が確認できない場合、現存する図面どおりに建築されているとは必ずしも断定できません。施工段階における施工上の変更や、施主要望による仕様変更等が生じている可能性があるためです。本来、計画内容に変更が生じた場合には、確認申請の軽微変更または計画変更の手続を行い、変更後の内容に基づいて完了検査を受け、検査済証の交付を受けることが原則です。


出典: 国土交通省 建築行政に係る最近の動向

しかしながら、当該年代においては、確認申請がなされていても検査済証の交付率は必ずしも高くありませんでした。平成10年時点の公表データによれば、確認申請件数に対する検査済証交付率は約38%とされています。それ以前の時期においても、同様もしくはそれ以下の水準であったと推察されます。

図面整合調査では、主に構造躯体の配置、部材断面寸法、配筋ピッチおよび鉄筋径等の確認を行います。鉄骨造の場合には、アンカーボルトの施工状況、溶接部の状況、耐火被覆の状態等についても確認します。

本件においては、図面整合調査の結果、概ね構造図どおりに施工されていることが確認されました。そのため、耐震診断は建物調査結果および既存図面を活用して実施することができました。

耐震診断の結果、X方向については全階にわたり偏心が小さく、良好な剛性バランスを有していることが確認されました。一方、Y方向については、1階における耐力壁の偏在により剛性バランスがやや不利となり、偏心率に対する低減係数の影響により形状指標SD値が低下する結果となりました。

しかしながら、壁付柱および耐力壁が十分な耐力を保持していたことから、X方向・Y方向ともにIS値は判定基準値を上回りました。また、CT・SD値も基準値を満足しており、本件建物は「地震の震動及び衝撃に対して安全である」と判定されました。

建物の耐震性能に不安をお持ちの場合や、現在の耐震性を客観的に確認したいとお考えの際は、耐震診断の実施をご検討ください。
当協会では、建物の用途や構造条件に応じた耐震診断に関するご相談を承っております。

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